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私の知る写真家Akappleについてのこと

先ほど地元札幌から東京に帰ってきました。札幌では友人の結婚式に出たり遊んだり美味しいものを食べたりしました。

それから、Akapple氏の写真展を見てきました。軽く撮影させてもらいましたので、こちらの動画をご覧ください。

Akapple氏は家畜写真家として、日本全国・世界各地へ撮影に赴き、InstagramやFacebook、Twitter、自身のwebサイトなどで、畜産農業に関する情報を発信している札幌出身の女性です。彼女が撮る家畜の姿はとてもかわいらしく魅力的で、被写体に対する素直な愛情が伝わってきます。牛ってこんなにかわいいんか、と思うことでしょう。

 

「いただきますを世界に」というキャッチコピーで、私たちが普段食べているものの背景にある畜産農業や家畜たちの命について知ってもらい、考えるきっかけとしてほしい、みたいな理念で活動しています。たぶん。

 

先日は北海道新聞にも大きくその活動が取り上げられました。またラジオ出演(3/9金10:20からAir-g Rep.ly.ze)も決定し、地元北海道で今注目を集める期待の写真家と言えましょう。

 

と、いうのが彼女についてのオフィシャルな情報です。

一方、私たちは小学校の同級生でもあります。ちょっと私的な思い出話も交えて、彼女の人間的な魅力について語ってみたいと思います。

気取らなさ

全く持って自然体の人だなあというのが、昔から思っていることです。

 

小学校5年生の時、札幌の中でもちょっと都会の方の学校から転校してきたのが、Akapple氏こと、たきみでした。背が高くて、あか抜けた感じの子だなという第一印象でしたが、あっという間に周りになじみ、ずっと昔から知っていたような安心感を覚えたのでした。そのころから今に至るまでずっと、「たきみー」「いまだー」と、ゆるく苗字を呼び捨て合う仲です。

 

私たちは中学まで一緒の学校でしたが、別々の高校へ進学しました。しかしそれぞれの学校でバドミントン部に入り、地区大会で再会することとなります。新人戦の大会で(めっちゃ見覚えある人が勝ち上がってるんだけど…たきみじゃん!)と気が付き、自分の学校の応援が終わった後で見に行きました。全然別の高校なのにデカい声出してたきみの応援をしました。恥ずかしかったかもしれん。すまん。

 

その後もなんやかんやと、縁が切れずに続いたものだなあと思います。クラスで一番の仲良し! みたいな感じでは全然なかったんだけれど、なんでしょう、たまにだらだら喋ると落ち着く感じの、良き友人です。

 

お世辞は上手くないけれど、嘘もつきません。なにより人の悪口を彼女から聞いたことがない。好き嫌いの話はすることがあるけれど、それはあくまで彼女にとって苦手な人や落ち着かない人間関係についての話で、誰かを貶したりさげすんだりするようなことを一切言わないです。

今考えていることとか、これからやりたいこととか、好きなものについての話を、肩ひじ張らずいくらでも喋っていられるような、そんな人です。

思い切りの良さ

そういうゆるーい温かさと共に、さっぱりとした思い切りの良さを持つ人でもあります。

 

たきみが北海道、私が東京で就職してしばらく後のある日、連絡が届きました。「仕事辞めて1年くらいニュージーランドに行くことになったから、出発前に東京で会えない?」みたいな内容でした。ええーっ?

都内の大きな公園を一緒に歩きながら、何がどうなってそうなったのかをいろいろ聞きましたが、細かいことはどうでもいいかなーと思いました。不安をこぼしつつも、なんか楽しそうだったので。間違ってない選択なんだろうなと思いました。

 

 

英語が全然できないというので、それだけはちょっと心配していましたが、杞憂に終わりました。彼女はニュージーランドに行ってからの近況を時々Facebookに書いていたのですが、徐々に英語が増えて行き、あっという間に英語だけで日記をつけるようになっていました。すげーなー。

帰ってきたらつやつやしてすっごい元気になってました。帰国後、畜産にかかわる仕事をいろいろ模索して、去年から本格的に家畜写真家Akappleとして活動を始めました。もとから動物は好きだったみたいですが、ニュージーランドでのファームステイの経験が今の彼女の活動の原点となっているのです。

 

自分が大切にしたいものをきちんと知っている人だなあと思います。だからいざというときに思い切りよく動くことができる。その辺の価値観が結構近いので、喋っていて居心地がいいのかなーと思います。

 

こんごともよろしく

私も去年独立し、フリーランスの映像屋として自分の看板を立てて生活しています。かたや写真家、かたや映像屋ですが、カメラつながりでやっていることが近い。お互いの近況報告したり相談し合ったりと仲良くしていただいております。状況が近い友人がいるというのは、正直めっちゃ心強い。

 

そしてそういう利害関係を抜きにしても、たきみの撮る写真が好きだし、人間性が好きなんですよね。これからも良き友人関係が続くといいなと思います。最近たきみ大躍進していて、喜ばしくもちょっぴり置いてけぼり感あるので、がんばって追いつくぞう。

 

ただの友達自慢の記事になりましたが、読者のみなさまも、Akappleをよろしくどうぞ。

農家さんがどんなことを知ってほしいと思っているのか、我々は日々の食事の中で消費者としてどんなことに興味を持つのか、そういう情報を求めているようです。思うところございましたら、ぜひ彼女へとメッセージをお寄せください。きっと喜びます。

 

家畜写真家Akapple

Instagram: @akapple29

Twitter: @akapple29

Facebook: @akapple29

Web: http://photographer-akapple29.com/